脳卒中看護で使う運動麻痺評価を解説!4Bと4Cの違いとは?

看護技術

 こんにちは!

 ひめたろ🐶です。

 今回は、脳卒中看護で使う運動麻痺評価について解説します!

 申し送りや先輩から運動麻痺評価でこんな言葉を聞いたことはありませんか?

・即入の〇〇さんは左上肢4aの麻痺があります

・××さんの麻痺はどうだった?

・今の運動麻痺は4aかな?4bかな?どっち?

新人ちゃん
新人ちゃん

あるあるだよ。

麻痺4aとか4bとかあるけど、全然違いがわかんなくて困ったことがあるよ!

ひめたろ
ひめたろ

私も新人の時、先輩に眼の前の患者さんの麻痺レベル聞かれたけど、正しく答えられなかったよ・・・

 脳卒中看護をしていくうえで、絶対にぶち当たる壁ですよね。

 そんな脳卒中で使う運動麻痺についてわかりやすく説明します!

 脳卒中では運動麻痺が生じることがあります。

 この運動麻痺評価を使うと下のようなメリットがあります。

脳卒中患者さんの麻痺の程度を評価するもの

リハビリの効果判定に使う

ADLの予測に役立つ

新人ちゃん
新人ちゃん

MMTと何が違うの?

ひめたろ
ひめたろ

MMTはそもそも運動麻痺を評価する指標じゃないんだよ

MMTは運動麻痺評価じゃない

 実際、この運動麻痺レベル評価をMMTに変更することはできません

MMTとは

筋肉(骨格筋)を評価するもの

 一方で運動麻痺評価は、筋力だけではなく実際にどの程度運動できるかを評価します。

 そのため、重度の運動麻痺ではMMTのみで評価することが難しい場合があります

ひめたろ
ひめたろ

中程度から重度の運動麻痺ではMMTに適用するのが困難なんだ!

 また、運動麻痺評価についてこんな疑問を持つ人もいそうですね。

新人ちゃん
新人ちゃん

上肢、下肢を一緒に評価しているの?それともそれぞれ見るのかしら・・・

 これも解説していきましょう!

運動麻痺評価は四肢それぞれ評価する

 運動麻痺評価は右上肢・左上肢・右下肢・左下肢それぞれ評価します。

 例えば、右上肢4c・左上肢3・右下肢4a・左下肢4c

 と評価します。

ひめたろ
ひめたろ

運動麻痺は半身麻痺があるとしても必ずしも麻痺側の上下肢がどちらも同じ麻痺レベルではないんだよ

 人によって、半身麻痺としても上肢は3で下肢は4bとかバラバラなことは多いです。

 それではこの運動麻痺レベルをどのような方法で評価すれば良いのでしょうか?

 次章で解説しましょう!

四肢それぞれを挙上 OR 刺激を加える

 評価方法はまず、1肢ずつ5秒から10秒挙上させるように促します。

 また、挙上できるほど運動ができない患者さんに対しては、

 痛み刺激を与えたり、触れたりして患者さんに刺激を加えて動かすように促します。

ひめたろ
ひめたろ

痛み刺激は患者さんの指の爪のキワにペンを押し当てるとだいぶ痛がりますね・・・

 それでは下記にそれぞれの運動麻痺評価のレベル別を表でまとめます!

運動麻痺評価レベル評価基準
全く反応を示さない
2a自動運動は全く見られないが、
痛み刺激を与えると筋収縮がある
2b自動運動は全く見られないが、
痛み刺激を与えると関節運動がある
自動的にわずかに関節運動がある
4a重力を除いた運動がある
4b抵抗を加えなければ
重力に抗って動かせる
4cある程度の重力や抵抗に対して、
運動域全体にわたり動かせる
正常

 上記のレベル別評価について、みなさんが

新人ちゃん
新人ちゃん

わかりにくい!!

 と思うところをもう少し噛み砕いて解説します!

ひめたろ
ひめたろ

ポイントは「イメージ」だよ

2aと2bのイメージ

 どちらも痛み刺激の患者さんの反応で判断します。

 イメージとしては、

痛み刺激に対して

 手や足がピクッと少し反応したら・・・2a

 明らかに痛みから逃げようと手や足を引っ込める動作をしたら・・・2b

 と判断します。

3と4aと4bのイメージ

 運動麻痺評価3以降では痛み刺激がなくても自動運動をします。

 イメージとしては、

手指や足指が動くなら・・・3

上肢や下肢全体を水平運動したら・・・4a

上肢や下肢全体が上がるもののすぐ落ちる・・・4b

 私はバレー徴候陽性のときの上肢または下肢は運動麻痺評価を4bとします。

ひめたろ
ひめたろ

段階的に動ける範囲が広がると3、4a、4bと上がっていくんだね

 また、私は膝立てができる場合も4bと評価しますね!

4cと5のイメージ

 どちらも上肢・下肢ともに自由に動かせる点で同じです。

 一応イメージとしては、

それぞれの上肢下肢を保持できるが、細かな指の動きがぎこちない・・・4c

細かな動きもできる・・・5

ひめたろ
ひめたろ

細かな動きを見るために、私は患者さんに四肢の挙上だけでなく「グーチョキパー」をさせます!

 今回は脳神経系病棟でよく使う運動麻痺評価について解説しました。

 新人看護師にとってはそれぞれの麻痺レベルの区別は難しいですよね。

 この記事から、これからの運動麻痺評価に役立ててください。

 ポイントはそれぞれの麻痺レベルのイメージを掴むこと!

 それではまた次回!

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