こんにちは!
ひめたろ🐶です。
今回は瞳孔の観察方法について解説します!
皆さんは先輩にこんなことを言われたことはありませんか?

瞳孔の大きさどうだった?

瞳孔の左右差ある?対光反射は?
瞳孔の観察は脳卒中や術後の状態を見るのに大事な所見になります。
しかし、初めて瞳孔を見るという人にとっては正しく観察することも難しいですよね。

瞳孔ってどうやって見るんだろう?
瞳孔の大きさってどのくらいが正常なの?
左右差があると何が問題なんだろう?

瞳孔を観察する目的、意味を学びながら正しい瞳孔の観察方法について見ていこう!
目次
そもそも瞳孔とは?
まず瞳孔とは黒目の中央にある黒い部分です。
カメラでいうとレンズの絞りの役割をしています。
明るい場所では小さくなり、
暗い場所では大きくなります。
この働きによって目に入る光の量を調整しています。


ここまでは小中学生の基礎教養レベルだね!
復習として見てればOKです

じゃあ、なんで瞳孔を見るの?
瞳孔は脳の状態を反映する重要な神経学的所見です。
特に脳出血や脳梗塞では脳浮腫や脳ヘルニアによって瞳孔に変化が現れることがあります。
そのため瞳孔観察は患者さんの急変を早期発見するために重要です。
脳浮腫、脳ヘルニアとは?
それぞれ説明していきましょう!
脳浮腫とは?
脳浮腫とは、
脳がむくんだ状態のこと!
例えばみなさんも足をぶつけると腫れますよね。
脳も出血や梗塞で傷つくと炎症が起きて、水分がたまって腫れてきます。
足や腕なら腫れても外へ膨らめばいいですが、
脳は頭蓋骨の中に入っています。
頭蓋骨は広がりません。

とすると、脳はどうなるの?

逃げ場のない脳は圧迫されていくんだ・・・
脳浮腫では以下の症状が出てきます。
・頭痛
・嘔吐
・意識障害
急に患者さんが眠くなったり、反応が悪くなったりします。
そうすると脳浮腫の可能性が出てくるのです!
更に脳浮腫が悪化すると脳ヘルニアになっていきます。
脳ヘルニアとは?
脳ヘルニアとは
脳浮腫が進行したときに
脳が圧力に押されて正常な位置からずれること!
脳ヘルニアになると、脳内の動眼神経が圧迫されます。
すると、瞳孔不同(瞳孔の大きさの左右差)が出てくるのです。

これってめちゃくちゃ怖いことだから瞳孔の観察は必須だね・・・!
それではそんな大切な瞳孔の見方を見ていきましょう!
瞳孔の観察は大きさ・左右差・対光反射
まず流れとしては以下のとおりです。
①患者さんの両目の瞳孔の大きさを観察します。
②次にペンライトで片目ずつ外側から内側へ光を当てます。
その際に対光反射があるか観察します。
以上です。
それぞれ大切な視点があるので詳しく解説していきましょう!
まず両目の瞳孔の大きさを観察
光を当てる前に瞳孔の大きさを観察します。
瞳孔の大きさは3〜4mmくらい、
左右差なしが正常!
瞳孔縮小(縮瞳)は2mm以下、
瞳孔散大(散瞳)は5mm以上とされています。

縮瞳は橋出血や薬剤の影響など、
散瞳は動眼神経障害や脳ヘルニアなどでみられることがあるよ!
瞳孔不同は左右で0.5mm以上の左右差がある場合!
瞳孔不同は人によっては「アニソコ」と呼ぶ人もいます。

瞳孔不同は脳出血や血腫拡大、脳浮腫などでみられることがあるよ!
瞳孔の大きさは、光を当てる前の瞳孔の大きさのこと!

私は新人の時、瞳孔の大きさのことを光で照らした時の瞳孔の大きさかと勘違いしていました・・・
新人看護師に多いミスなので押さえておきましょう!

じゃあ、縮瞳や散瞳、瞳孔不同があると危ないってことだね!

それがそういうわけでもないんだ・・・
室内の明るさや刺激で瞳孔の大きさや左右差が変わることもある
必ずしも瞳孔の大きさの異常、瞳孔不同があるからといって
脳障害が起こっていると結論付けるのは早いです。
というのも室内の明るさを暗から明に変えたり
散瞳薬など薬剤投与によって瞳孔の大きさは変わります。
そのため、瞳孔の大きさ・左右差だけで判断するのではなく
意識状態の変化や運動麻痺、血圧変動の有無なども見て
判断しましょう!

私も前に脳出血の人で急にアニソコになったけど、
麻痺も意識状態も変わらないのを確認した上で医師に報告したら経過観察になったよ
次に片目に光をあてて対光反射を見る
対光反射は片目に光を当てたら、
両目とも縮瞳するのが正常!
対光反射には直接対光反射と関節対光反射があります。
直接対光反射とは光を当てた側が縮瞳すること、
関節対光反射とは光を当てた側と反対側が縮瞳することをいいます。
もし、対光反射がないとなると
中脳正中の障害や動眼神経麻痺の可能性があります。

この対光反射では、環境の違いで対光反射がなくなる、ということはありません!!
対光反射が急になくなったということがあれば意識状態やバイタルサインも合わせて医師にすぐ報告しましょう。
対光反射を見る時は、ペンライトで外側から内側へ光を当てる!
急に患者さんの目に強い光を当てると、間違いなく眩しく感じますし
患者さんが驚きます。

事前に光当てることを伝えて外側から光を当てるようにしよう!

瞳孔を見るためのペンライトって病棟にあるのかな?

他の病院はわかりませんが・・・
うちの病院ではそれぞれがペンライトを購入して使っています!
補足として私が使っているペンライトを紹介します!
おすすめペンライト紹介!
ペンライトはUSBタイプがおすすめ
ペンライトには主にUSBタイプと電池タイプがあります。
もちろんどちらでもいいですが、
個人的に電池タイプだと電池の残量がなくなると
電池を購入して補充しなければいけないので手間です。

USBタイプであれば残量が切れたら病棟のパソコンからいつでも充電できるので楽だよ!
そのためUSBタイプのものを私は使っています!
実際使っているペンライト紹介
メディカル ペンライト LED 医療用ペンライト USB 充電 ドクター ナースライト 2色 暖色 白色 (USBシルバー)
これは実際に私が使っているペンライトです。
このペンライトはUSBの充電口なので充電が切れたら、
すぐに病棟パソコンで充電ができます!
その上、充電できれば5時間ほど連続して使えるのでおすすめです。
暖色と白色の2色があります!

あと、光もとても明るく照らしてくれるので瞳孔初見だけでなく、
夜勤中の巡視にも使っています!
以下に購入用URLを添付しますので、よかったら見ていってください!

最後に
今回は瞳孔の観察について解説しました!
瞳孔の観察に対するポイントは、
瞳孔の大きさ、左右差、対光反射の有無です。
まずこれだけ覚えておけば瞳孔を見ることができます。
ただそれだけでなんでも判断しなように
意識状態やバイタルサインなども
確認することがさらに重要です。
それではまた次回!
お楽しみに!


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