こんにちは!
ひめたろ🐶です。
今回は気管切開チューブ交換の介助について解説したいと思います。
病棟によっては、
定期的に気管切開チューブ交換を行うことがあります。
ただ気管切開チューブ交換について
以下のような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

気管切開チューブ交換の介助ってどうするの?
そもそも気管切開チューブにも何種類かあるの?
スピーチカニュレって普通の気切カニュレと何が違うの?
気管切開チューブ交換は患者さんの呼吸に直接関わる重要な処置です。
交換中や交換後には呼吸状態の変化が起こる可能性があるため、
介助する看護師も観察ポイントを理解しておく必要があります。

ポイントさえ押さえれば必ずできる介助なので
一緒に見ていこう!
目次
気管切開とは?
気管切開とは、
首の前面から気管に穴を開けて呼吸経路を確保する処置です。
主に以下のような目的で行われます。
・長期人工呼吸器管理
・気道確保
・喀痰排出の補助
・上気道閉塞への対応

痰づまりになっちゃって気管切開を余儀なくされた患者さんも多いよ・・・

あれ?
気管切開チューブにも何個か種類があるよね?
どういう違いがあるんだろう・・・

基本的に気管切開チューブ交換の際は
前回と同じものを用意するんだけど、
それぞれの種類の違いにも触れておこう!
気管切開チューブの種類は3つ!
気管切開チューブには様々な種類があります。
今回は病棟でよく見かけるものを紹介します。
単管カニュレ
単管カニュレは、
内筒がないシンプルな構造の気管切開チューブです。

特徴は以下の通りです。
・内筒がない
・構造がシンプル
・管腔が比較的広い
しかしデメリットもあります。
それが
「分泌物で閉塞した場合はチューブ交換が必要」
ということです。

分泌物が付着した際に内筒だけを交換することができないため、
閉塞に注意が必要だね
複管カニュレ
複管カニューレは、
外筒と内筒から構成されています。

特徴は以下のとおりです。
・内筒の着脱が可能
・内筒のみ洗浄できる

内筒だけ取り外して洗浄できるため、
分泌物による閉塞予防につながるよ!
ただ、単管カニュレから複管カニュレに変える時に、
複管カニュレには内筒があるので
単管カニュレと同じ外径サイズのものを選ぶと、
内筒分、気道を狭く感じて
呼吸困難感が出てくる患者さんも多いです。

複管カニュレのサイズについては医師と相談して決めていこうね!
スピーチカニュレ
スピーチカニューレは、
発声を可能にする気管切開チューブです。

通常の気管切開チューブでは呼気が気管切開部から出ていくため
声帯を通過できません。
一方、スピーチカニューレでは呼気が上気道へ流れるため、
声帯を振動させて発声することができます。

だから患者さんとのコミュニケーション向上やQOL向上につながるね
病棟では複管タイプのスピーチカニューレを見かけることも多いです。

気切カニュレの種類まで学べたけど
じゃあ実際どうやって交換の介助をするんだろう?

では次章で解説していきます!
気管切開チューブ交換介助で観察したいポイント4つ!
ポイントは以下の4つの通りです!
・気管切開チューブの準備
→気管切開チューブ2つ、潤滑剤、10ccシリンジ
・吸痰の準備
・呼吸状態の確認
・気切カニュレ交換部分の皮膚状態
それぞれ説明していきます!
気管切開チューブの準備
準備では
医師に言われた気管切開チューブを2つ、
潤滑剤、
10ccシリンジがあります。

なんで同じ気管切開チューブを2つ用意するの?

一つは交換用、
もう一つは患者さんの近くに常に置いておく用のものなんだよ
実際、痰が詰まってすぐに交換しなきゃいけないという場面のときに
ベッドサイドにないとすぐ交換できませんよね。
そんな緊急用にベッドサイドに予備の気切カニュレを置いておくのです。

潤滑剤は気切カニュレ挿入前に
カニュレの先端につけるためだし、
10ccシリンジはカフ用だね
吸痰の準備
気切カニュレ交換では咳嗽や痰の排出が増えることがあります。
その理由として、
・気道への刺激
・咳反射の誘発
・奥に溜まっていた痰の排出
などが考えられます。
そのため、事前に吸痰の準備が必要になります。

気切カニュレ交換前後で
すぐに吸痰できるように準備しておこう!
呼吸状態の確認
先ほども話した通り、
気切カニュレ交換では痰の量が増えます。
また、気切部分を刺激するので呼吸状態に影響を与えるのは当然ですね。
SpO2の変化や呼吸の様子、呼吸苦の訴えなど
呼吸状態を観察する必要があります。

呼吸状態の変化を気切カニュレ交換前後で観察していこう
気切カニュレ交換部分の皮膚状態
気管切開チューブ周囲では、
・カニューレによる圧迫
・分泌物や汗による浸軟
・カニューレや固定ひもによる摩擦
などが原因となり、
発赤やびらん、肉芽形成が生じることがあります。
そのため交換時にはストーマ周囲の皮膚状態も観察しましょう。
まとめ
今回は気管切開チューブの種類と介助方法について解説しました。
大事なポイントは、
準備物品・吸痰準備・呼吸状態の確認・気切部の皮膚状態です。
特に呼吸状態の変化は見逃せないため、交換前後での観察が重要になります。
気管切開チューブ交換は
新人看護師さんが緊張しやすい処置の一つです。
しかし、交換の目的と観察ポイントを理解しておけば
落ち着いて介助できるようになります。
ぜひ日々の看護に活かしてみてください!
それではまた次回!


コメント