頓服薬を投与する前に確認していますか?新人看護師が見落としやすい4つのポイント

看護技術

 こんにちは!

 ひめたろ🐶です。

 今回は、頓服薬を投与するときの確認ポイントについて解説します!

 病棟では、患者さんのこのような訴えは日常茶飯事です。

患者さん
患者さん

・頭が痛い

・熱っぽい

・眠れない

 このような症状に対して頓服薬を使用することがありますよね。

 しかし、皆さんは薬を投与する前にどこを確認していますか?

新人ちゃん
新人ちゃん

・前回飲んだ時間だけ見ればいいの?

・アレルギー歴って毎回確認する必要ある?

・商品名が違う薬なら使ってもいいの?

・指示にあるんならそのまま使っちゃダメなの?

 頓服薬は毎日の定期薬とは違い、

 その場で判断して投与する場面も多くあります。

 だからこそ、一つひとつの確認がとても大切です。

 今回は、頓服薬を投与する前に確認したいポイントと、

 薬剤名だけで判断してはいけない理由について解説していきます!


 それでは早速、確認するポイントを見ていきましょう!

① アレルギー歴

 まず最初に確認したいのがアレルギー歴です。

 アレルギー歴がある薬剤を投与してしまうと、

 発疹や呼吸苦など重篤な症状につながる可能性があります。

 しかし、ここで一つ注意したいことがあります。

 アレルギー歴に書かれている薬剤名だけを見て安心していませんか?

 知らない薬剤名が記載されている場合は、

どのような薬なのか

どのような有効成分が含まれているのか

 まで確認することが大切です。

ひめたろ
ひめたろ

私も以前、

アレルギー歴に記載されていた薬がアセトアミノフェンを含む配合薬だと知らず、

冷や汗をかいた経験があります。

幸い患者さんに症状はありませんでしたが、

「薬剤名だけではなく、有効成分まで確認すること」の大切さを痛感しました

 だからこそ、「知らない薬は一度調べる」という習慣をつけていこう


② 前回投与時間

 頓服薬には投与間隔が決められているものがあります

 前回投与した時間を確認せずに再度投与すると、

 過量投与につながる可能性があります。

 電子カルテや処方歴を確認し、投与間隔を守るようにしましょう。


③ 定期薬と重複していないか

 頓服薬と定期薬に同じ有効成分が含まれていることがあります

 商品名が違っていても、

 有効成分が同じ場合は重複投与となる可能性があります。

 「商品名が違うから大丈夫」と思い込まず、

 成分にも目を向けることが大切です。


④ 本当に頓服薬が必要な状態?

 仮に患者さんが「頭が痛い」と訴えていても、

 その原因はさまざまです。

 例えば、

・血圧が高い

・発熱している

・脱水気味

・術後の疼痛

 など、原因によって対応が変わることがあります。

 まずは患者さんの状態をアセスメントし、

 本当に頓服薬が必要なのかを考えることも看護師の大切な役割です。


 特に頓服薬の中でも

 鎮痛薬が投与間隔や薬剤名で注意することが多いので

 今回は鎮痛薬をまとめてみました。

商品名投与間隔主な有効成分投与方法
カロナール4〜6時間アセトアミノフェン内服
アセリオ4〜6時間アセトアミノフェン点滴
トアラセット4〜6時間トラマドール+アセトアミノフェン内服
ロキソニン6時間以上ロキソプロフェン内服
ロピオン6時間以上ロキソプロフェン点滴

 商品名が違っていても、同じ有効成分を含む薬があります。

 そのため、薬剤名だけで判断するのではなく、

 有効成分にも目を向けることが大切です。

 また投与間隔については

 アセトアミノフェン系だと4〜6時間

 ロキソプロフェンだと6時間以上と言われていますが、

 病院のルールや主治医の方針によって投与間隔は異なりますので

 そこは事前に確認していきましょう!


 頓服薬を投与するときは、次の4つを確認しましょう。

アレルギー歴

前回投与時間

定期薬との重複

患者さんの状態

 また、特にアレルギー歴に知らない薬剤名があったときは、

「薬剤名だけでなく、有効成分まで確認する」

 という視点を持つことが大切です。

 すべての薬を暗記する必要はありません。

 わからない薬はその場で調べる。

 そのひと手間が、患者さんの安全を守ることにつながります。

 またそれでも迷ったときは、一人で判断せず医師や薬剤師へ相談しましょう!

 それではまた次回!

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