RI(SPECT)検査とは?安静・定量・ダイアモックス負荷の違いを新人看護師向けに解説!

看護技術

 こんにちは!

 ひめたろ🐶です。

 今回は脳神経外科病棟でよく行われる、

 RI(SPECT)について解説します!

 皆さんは先輩からこんなことを言われたことはありませんか?

先輩
先輩

今日はRIがあるね。Aラインがいるから先生がいつ入れに来るか聞かないと。

先輩
先輩

ダイアモックスがいる場合の検査だから先生に薬の処方依頼しないとね

 初めて聞く人はもちろん、何回かRIを経験している看護師でも

 RIそのものが一体何を見る検査なのかわかっていないことがあります。

新人ちゃん
新人ちゃん

RI(SPECT)って何を見る検査なの?

なんでAラインが必要なの?

ダイアモックスって何?

どういう目的でこの検査をするの?

 そんな疑問点について、優しく解説していきます!

 RIとは放射性同位元素(Radio Isotope)の略です。

 放射性物質を含む薬剤を静脈内に投与し、

 その分布を画像化する検査です。

 RIと呼ばれる放射性物質を含む薬剤にはいくつか種類がありますが、

 よく使われるのはIMPという薬剤です。

新人ちゃん
新人ちゃん

RIで脳血流IMPってよく聞くけど、薬剤の名前だったんだ!

 この薬剤を投与した後、

 SPECT装置で脳内に集まった薬剤から放出される放射線を検出します。

 その結果、脳のどこにどれだけ血液が流れているのかを画像として見ることができるのです。

 つまり、RI(SPECT)は脳の血流状態を評価する検査なのです。

 

新人ちゃん
新人ちゃん

じゃあなんでRI(SPECT)で脳血流を見る必要があるの?

CTやMRIじゃだめなの?

ひめたろ
ひめたろ

それは次章で見てみようか!

 RIは前章で話した通り、

 脳血流の状態を調べるために行います。

 もう少しかみくだくと、

 RIは脳にどのくらいの血液が流れているのかを見る検査になります。

 脳は血液から酸素や栄養を受け取って働いているため、

 血流が不足すると正常に機能することができません。

 それに対してCT・MRIは

 脳出血や脳梗塞、腫瘍など、

 脳の構造や病変を評価する検査になります。

 つまり、CT・MRIが「脳の形」を見る検査だとすると、

 RI(SPECT)は「脳に十分な血液が届いているか」

 を見る検査と考えると分かりやすいです。

ひめたろ
ひめたろ

RIで脳のどこに血液が行きにくいのかを調べて、脳梗塞のリスクやもやもや病の状態を評価するんだ!

 RI(SPECT)の検査には3種類あります。 

 それが安静定性、安静定量、脳血流負荷です。

 それぞれ説明します!

安静定性RI

 

安静定性RIは

脳のどこに血流低下があるのか」を調べる検査のこと!

 RI薬剤を静脈投与し、

 脳のどの部分に薬剤が集まるのかを画像化します。

 血流が十分な場所には薬剤が多く集まり、

 血流が低下している場所には薬剤があまり集まりません。

ひめたろ
ひめたろ

安静定性RIはVラインのみ用意すれば良いね!

安静定量RI

安静定量RIは、

「脳にどれくらい血液が流れているのか」

を数値で調べる検査のこと!

 安静定性RIでは血流低下の場所は分かりますが、

 「どれくらい血流が低下しているのか

 までは正確に評価できません

 そこで安静定量RIでは、

 動脈血中のRI濃度も測定しながら脳血流量を計算します。

ひめたろ
ひめたろ

だから安静定量RIはAラインが必要なんだね!

脳血流負荷RI

脳血流負荷RIは、

「脳血管にどれくらい余力が残っているか」

を調べる検査です。

 この検査ではダイアモックスという薬剤を使用します。

 ダイアモックスを投与すると脳血管が拡張し、

 通常より多くの血液を流そうとします。

 つまり、脳血管に負荷をかけているのです。

 

新人ちゃん
新人ちゃん

脳血管に負荷をかけてまで何を調べたいんだろ?

ダイアモックスで脳血管に負荷をかけると・・・?

 

 ・健康な血管

  →血流は大きく増加します。

 ・もやもや病や頸動脈狭窄症などで血管が狭くなっている

  →すでに血管が最大限頑張っているため、

   血流があまり増えない

 

新人ちゃん
新人ちゃん

脳血流負荷RIは脳血管に負荷をかけた時に、

まだ余力が残っているかをみるための検査ってことだね!

ひめたろ
ひめたろ

この検査でもAラインが必要だし、検査室にダイアモックスを持っていかなきゃだめだ!

新人ちゃん
新人ちゃん

あれ?だけど脳血管に余力がないってことはつまりどういうことを指すんだろ?

ひめたろ
ひめたろ

次章で解説していきましょう!

脳血管に余力がない=脳梗塞リスクあり!

 例えばもやもや病を例に挙げましょう。

もやもや病とは?

:脳へ血液を送る血管が徐々に細くなっていく病気のこと。

 もやもや病の詳しい病態は今回省きます。

 脳血管が細くなると言っても、

 脳は血管を広げたり新しい血管を作ったりして

 血流を維持しようとします。

新人ちゃん
新人ちゃん

じゃあ見た目だけだと脳血流が保たれているように見えるわけだ

 しかし実際には血管が限界まで頑張っており、

 余力が残っていない場合があります。

 そこで行われるのが脳血流負荷RIです。

 余力が残っていないと、

 脱水や血圧低下などで脳血流がさらに低下した際に、

 脳梗塞を起こす可能性があるのです。

ひめたろ
ひめたろ

現時点で脳血流が大丈夫でも、ちょっとした負荷で脳梗塞になるかもしれないってことだね・・・

 今回はRI(SPECT)について解説しました!

 RIは脳血流の検査であり、

 3種類あるのはそれぞれ見るところが違うからです。

 これらの中身まで理解し、必要な処置を行っていきましょう!

 それではまた次回!

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