こんにちは!
ひめたろ🐶です。
今回はNIHSSの3項目になる視野を解説していきます。
視野では、「見えていない場所がないか」を確認します。]
特に半盲や消去現象がないかを評価します。

半盲と消去現象ってなんですか?

最初は聞き慣れない用語だよね。一緒に見ていきましょう!
視野欠損がないかみていく
脳卒中では、障害される場所によって本来見えているところが欠けて見えなくなることがあります。
これを視野欠損といいます。
この脳卒中の障害される場所というのが、
視神経、視交叉、視索、後頭葉(視覚野)と呼ばれる視覚の通り道です。
脳卒中の視野欠損には同名半盲というのがあります。
同名半盲とは両目の同じ側半分が見えなくなる状態です。
例えば左の脳が障害されると、両目の右側の視野が欠損されること。右の脳障害であれば、両目の左側の視野欠損を起こすこと。
図にすると以下のようになります。

この視野欠損を見抜くために、NIHSSでは視野を評価します。
ではどうやって視野を評価するのでしょうか?
次章で評価の仕方を見ていきましょう!
視野はカメラのポーズ!
視野の評価の手順を下記に記します。
①患者さん側はまず右または左目を閉じてもらい、片方ずつ視野の評価をします。
②患者さんには医療者側の眉間を見てもらうようにします。
③医療者側は患者さんの顔の前で右手左手をカメラのポーズで4方向それぞれに近づけて指を動かします。
④患者が手の動きを見れているか口頭で確認します。
さて③はわかりにくいと思うので手作りの図を下に示しますね!

はい、ひめたろ(患者側)はどちらかの目を閉じて医療者は患者の顔の前で右上左下、左上右下でカメラのポーズをし、指を動かします。
これをもう片方の目でも評価します。
視野の点数の付け方〜視野欠損なければOK!〜
評価の仕方は下記のとおりです。
0点:視野欠損なし
1点:部分的半盲(両目の視野4分の1が見えない)または消去現象(見えてはいるけど認識できない)あり
2点:同名半盲
3点:両側性半盲(つまり全盲)
半盲と消去現象の違いは?
1点の判断基準になる、半盲と消去現象の違いについて説明します。
半盲はその部分は完全に見えない
半盲は障害されている視野は完全に見えません。
認識もできていない状態です。
そのため患者さんに「見えますか?」と問うても「見えません」と言われます。
消去現象は認識しているけど同時だと無視
消去現象は、障害されている部分でも意識させれば認識できるけれど
左右を同時に刺激すると、片側を無視してしまいます。
例えば、左だけ見せる、右だけ見せると見えます。
しかし、では左右どちらもみてもらうと左だけ見えなくなるといった感じです。

似ているけど意味がちょっと違うね。ややこしい
最後に
今回はNIHSS3項目めの視野を解説しました。
脳卒中による視野の見え方は少しややこしいところがありますが、
実際脳卒中で視野が障害されると「見えていない」だけではなく、
「脳で認識できていない」場合もあると分かると脳卒中の見方がかなり変わります。
評価のポイントはカメラのポーズです!
次回はNIHSS4項目めの顔面麻痺です。
お楽しみに!


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