こんにちは!
ひめたろ🐶です。
今回はNIHSS9・10項目め、最良の言語と構音障害を解説します!
「最良」・・・また出てきましたね。
しかし、「NIHSS2項目め、最良の注視」をご覧の方はなんとなくなんでこんな言葉なのかわかるのではないでしょうか?
それでは、最良の言語と構音障害のそれぞれについて、
それ自体どういう意味なのか、どのように評価をするのか順番に解説していきましょう!
最良の言語って何を見るの?
「最良の言語」は英訳すると「Best Language」になります。
「患者さんの言語機能をできるだけ引き出して評価する」という意味になります。
「最良の言語」という少し不思議な日本語訳になっています。
これは「Best Gaze(最良の注視)」と同じ考え方です。
最良の言語は、主に失語の有無を見ます。
失語とは・・・
言葉を理解したり、話したりする能力が脳卒中などで障害された状態のことです
例えば、
「時計」という言葉が言えない、言いたいことが言えない、聞いた言葉を理解できないということが挙げられます。

それでは失語と構音障害って何が違うの?どっちも言語障害だよね?
それでは次章で構音障害について説明していきましょう!
構音障害って何?失語との違いは?
構音障害は、発音の障害です。
そのため、言葉の理解はできるけど発音が不明瞭ということになります。
例えば、「時計」という言葉を「とれい」や「とてえ」などと不明瞭な言葉を発します。
ここが一番大きな失語との違いですね。
失語は、言葉を理解したり話したりする能力が障害された状態です。
そのため、言葉が理解できない場合もあれば、理解はできても言葉がうまく出てこない場合もあります。

失語と構音障害は混乱すること多いから、ちゃんと区別していこうね!
それでは失語と構音障害の違いがわかったところで最良の言語と構音障害、それぞれの評価方法を見ていきましょう。
最良の言語と構音障害の評価方法
以下にそれぞれの評価方法を示します。
最良の言語
①「絵カード」を見せて絵の中で起こっていることを何個か話してもらう。
②「呼称カード」を見せて書かれているイラストの名前を何個か話してもらう。
③「文章カード」を見せて書かれている文章を何個か読んでもらう。
最良の言語で出てくる小道具に「絵カード」、「呼称カード」、「文章カード」があります。
これはNIHSS「最良の言語」で使われる決まったカードになります。

なんで使うカードが決まっているの?

使うカードが違うと、評価に差が出るからだよ。比較的簡単なカードや難しいカードだとバラバラな評価になりやすいよね!
次に構音障害の評価方法です。
構音障害
「単語カード」を見せて書かれている単語を何個か読んでもらう
この「単語カード」もNIHSS「構音障害」専用のカードです。

単語カードも文章カードもどっちも文字を読んでもらう分には同じだよね?なんで区別して読んでもらう必要があるの?
失語によっては単語は読めるけど、文章は読めないという人もいれば
その逆もいます。
この失語の程度を見るという点で必要なことです。
また単語カードが構音障害の評価方法としてあるのは、
単語だけ読んでもらうことで発音の不明瞭さがわかりやすくなるからです。
文章になると失語の影響も混ざりますが、
単語だけであれば発音そのものを評価しやすくなります。

「単語カード」も「文章カード」もそれぞれ役割があって、どっちも必要な小道具になるのです。
NIHSS最良の言語と構音障害 点数の付け方
以下にそれぞれのNIHSSにおける点数の付け方を示します。
最良の言語
0点:失語なし
1点:軽度〜中等度
例…「絵カード」でおこっていることについて、
「あ・・・こ・・・」と話す。
2点:重度
例…「絵カード」で起こっていることについて、
意味のある言葉にならず、
何を言いたいのかほとんど理解できない。
最良の言語では、会話は成立するものの、言葉が出にくい、言い間違いがあるなど軽度〜中等度の失語が認められる場合は1点となります。
この時、気管挿管などで発語できない場合は書字により評価します。
また、昏睡患者の場合は3点とします。
構音障害
0点:正常
1点:軽度〜中等度
例…「単語カード」に書かれている「はとぽっぽ」について、
「はろぴょっぴょお」と話す
2点:重度
例…「単語カード」に書かれている「はとぽっぽ」について、
「あああ、いうおろろろろろ」と話す
構音障害において、
「単語カード」に書かれている言葉について発音は不明瞭だが、何を言おうとしているのか聞き取れる場合は1点ということですね。
指示に従えない患者さんでも自発語による構音の明瞭さで評価します。
無言・昏睡患者さんには2点とします。
最後に
今回は、NIHSS9・10項目めの最良の言語と構音障害について解説しました。
失語と構音障害は混同しやすいですが、
失語は「言語機能そのものの障害」、
構音障害は「発音の障害」という違いがありましたね。
今一度覚えておきましょう!
次回はNIHSS最終回!
11項目めの消去現象と注意障害です。
以前に説明した「視野」の分野でも出てきましたね。
復習がてら解説もしていきますのでお楽しみに!


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