バブルテストとは?目的・流れ・陽性の意味を看護師向けにわかりやすく解説!

新人看護師向け

 こんにちは!

 ひめたろ🐶です。

 今回はバブルテストについて解説します!

 脳神経病棟では、原因不明の脳梗塞患者さんに対して、

 バブルテストを行うことがあります。

 しかし、このような疑問を持ったことはありませんか?

新人ちゃん
新人ちゃん

・バブルテストって何を調べる検査なの?

・なんで生理食塩水をシャカシャカ振るの?

・陽性だと何が分かるの?

・看護師は何を準備すればいいの?

 普段は検査室で医師や検査技師が行うことが多いため、

 「見たことはあるけど、目的はよく分からない…

 という看護師も少なくありません。

 そこで今回は、

 バブルテストの目的・検査の流れ・看護師の役割について

 わかりやすく解説します!


 バブルテストとは、

 心臓の中で右心系から左心系へ血液が流れ込んでいないかを調べる検査です。

 心エコーを見ながら、

 細かい気泡(バブル)を含んだ生理食塩水を静脈から注入し、

 左心房・左心室へ気泡が流れ込むかどうかを確認します。


新人ちゃん
新人ちゃん

心臓の検査なら、

循環器じゃないの?

なんで脳神経病棟で行うんだろう?

 この検査の目的は

 「卵円孔開存(PFO)」を調べるためです。

卵円孔とは、

胎児の頃に右心房と左心房をつないでいる穴のこと。

通常は出生後に自然と閉じますが、

約20~25%の人では完全に閉じず

卵円孔開存(PFO)として残ってい

新人ちゃん
新人ちゃん

卵円孔開存?

なおさらなんで脳神経病棟でみているかわかんないんだけど?

 


なぜPFOが問題になるの?

 通常、足などの静脈にできた血栓は、

 肺でろ過されるため脳へは流れません。

 しかしPFOがあると、

 血栓が右心房から左心房へ移動し、

 そのまま脳へ飛んでしまうことがあります。

 これを奇異性脳塞栓症といいます。

新人ちゃん
新人ちゃん

あ、この脳梗塞が原因かもってことで

バブルテストを行うんだね!

ひめたろ
ひめたろ

原因が分からない脳梗塞

と思っていたら、

実はPFOが原因だった…

ということもあるんだよ!


 施設によって多少異なりますが、

 一般的には以下の流れで行います。

点滴ルートを確保

 ⇒延長ルート2本と三方活栓を連結させたルート

② 生理食塩水に少量の空気(施設によっては少量の血液も加える)を混ぜ、

 シリンジ間を何度も往復させて(または生理食塩水をシャカシャカ振って)細かい気泡を作る

③ 心エコーを観察しながら静脈内へ注入

④ 必要に応じてValsalva負荷(息こらえ・いきみ)を行う

⑤ 左心房へ気泡が流れるか確認

バブルテストは危険ではないの?

新人ちゃん
新人ちゃん

空気を静脈内に入れるって言うけど、

それって大丈夫なの?

空気塞栓にならない?

 通常使用する気泡は非常に細かく

 適切な方法で実施されれば安全性の高い検査です。

 PFOがない場合、

 気泡は肺で捕捉されるため、

 左心系へ流れ込むことはほとんどありません

ひめたろ
ひめたろ

私も初めてこの検査を知ったときは、

「本当に空気を入れて大丈夫なの?」

って思ったよ!

でも検査の仕組みを知ると、

「だから細かい泡を作っているんだ!」

って納得できたんだ。


新人ちゃん
新人ちゃん

それにしてもなんで息を止めるの?

 息を止めていきむと、

 一時的に右心房の圧が高くなります

 もしPFOがあると、

 右心房から左心房へ血液が流れやすくなるため

 検査で確認しやすくなるのです。

 また、咳をすることでも右心房圧は上昇しますが、

 検査では一定の負荷をかけやすいValsalva負荷がよく用いられます。


 左心房に気泡が確認されると、PFOが疑われます

 その後、循環器内科などで詳しく評価を行い、

 患者さんによってはPFO閉鎖術が検討されることもあります。

PFO閉鎖術とは

…カテーテルを用いて卵円孔を閉鎖する治療のこと

 もちろん、すべての患者さんが手術になるわけではなく、

 年齢や脳梗塞の原因、再発リスクなどを総合的に判断して

 治療方針が決定されます。


病棟看護師の役割

 私の勤務する病棟では、

 検査自体は医師や検査技師が行っています。

 そのため病棟看護師は、

 以下のような役割を担っています。

・事前に検査について患者さんへ説明する

・点滴ルートを確保・確認する

 ⇒延長ルート2本と三方活栓を連結させたルート

・必要物品の準備

 ⇒医師の指示のもとで準備する

・検査後の患者さんの状態を観察する

ひめたろ
ひめたろ

病棟によっては

看護師が検査介助を行う施設もあるけど、

私の病棟では準備までが看護師の役割で、

検査は医師と検査技師が進めているよ!

だから、

「この検査は何を調べているのか」

を理解しておくことが大切なんだ!


 今回は、バブルテストについて解説しました。

 バブルテストは、

 卵円孔開存(PFO)の有無を確認するための検査です。

 PFOがあると、

 静脈でできた血栓が脳へ飛び、

 奇異性脳塞栓症を起こすことがあります。

 病棟看護師は、

 検査の準備や患者さんへの説明を担当することが多いため、

 検査の目的や陽性結果の意味を理解しておくことが重要です。

 原因不明の脳梗塞を受け持った際には、

 「この患者さんはPFOがあるのかな?」

 と考えながら検査を見てみると、

 バブルテストへの理解がさらに深まりますよ!

 それではまた次回!

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