【新人看護師必見!】術後の初回離床のやり方、注意点を徹底解説!

新人看護師向け

 こんにちは!

 ひめたろ🐶です。

 今回は、術後の初回離床について解説していきたいと思います。

 脳神経病棟に限らず、

 他病棟でも術後初回離床をすることがありますよね。

 ですが、こんな疑問点を持ったことはありませんか?

新人ちゃん
新人ちゃん

・初回離床ってどんなことに気をつければいいの?

・初回離床って普通に歩かせるのではだめなの?

 初回離床はただ歩かせるわけではありません。

 術後だからこそ注意することがあるので、

 初回離床の基本と注意点について勉強していきましょう!

 本記事でわかることは以下のとおりです。

・初回離床とはなにか理解できる。

・初回離床の流れを理解できる。

・初回離床において気をつけるポイントがわかる。

・初回離床を中止するサインに気づける。

 

初回離床とは?

⋯術後に初めて床上から端座位、立位、歩行して

 ベッドから離れること。

(看護roo!より)

 術直後ではすぐ動くと創部からの出血が起こったり、

 術後により血圧が不安定になりやすかったりするため、

 床上安静(ベッド上安静)であることが多いです。

ひめたろ
ひめたろ

術後何日も床上だと廃用症候群のリスクがあるんだ。

だから術後は

患者さんの状態や手術内容などを確認しながら、

医師の指示や施設の基準に沿って、

可能な範囲で早期離床を進めていくよ!

新人ちゃん
新人ちゃん

なるほど⋯

それにしても初回離床ってどういう流れなの?

 それでは初回離床の流れを次章で見ていきましょう。

ひめたろ
ひめたろ

施設によってやり方が違うかもだけど、

私はこんなふうにやっていくよ!

【初回離床の流れ】

①患者さんへ初回離床の説明を行う

 ⇒その時に患者さんの身体状態を確認し、

  初回離床が行えそうかアセスメントを行う。

②まず、臥床中の血圧を測定する。

 ⇒その時に血圧があまりに低値だと、

  離床したときに起立性低血圧になる可能性あり。

③次にギャッジアップをかけて座位状態になってもらう。

 このときに再度血圧を測定する。

 ⇒その際にめまいや嘔気、顔色も確認する。

④血圧変動がなければ、

 そのまま端座位になってもらい、

 再度血圧の測定をする。

 ⇒その際にもめまいや嘔気、顔色も確認する。

⑤さらに血圧低下がなければ

 一度端座位の状態で足踏みしてもらう。

 ⇒その際にもめまいや嘔気、顔色も確認する。

⑥足踏み後に立位になってもらい、

 血圧を測定する。

⑦血圧低下、ふらつきやめまいがなければ

 歩行を開始する。

 ⇒起立性低血圧を発症していないか、

  慎重に声掛けや観察をする

⑧歩行後に端座位になってもらい、

 再び血圧測定する。

 ⇒血圧低下、ふらつき・めまいがなければOK

⑨医師の指示に従い、安静度について患者さんに説明を行う。

新人ちゃん
新人ちゃん

え?!

何回血圧測っているの?

面倒だなあ⋯

ひめたろ
ひめたろ

初回離床では、

起立性低血圧によるめまいやふらつき、

転倒に注意する必要があるよ!

だから血圧が大事なんだ

新人ちゃん
新人ちゃん

起立性低血圧ってなんだろう?

起立性低血圧とは?

⋯臥位から立位など体位が変わったことで

 重力の影響で下半身に循環血流が溜まってしまい、

 血圧が低下すること

(看護roo!より)

 血圧低下の目安としては、

 収縮期血圧が20mmHgもしくは

 拡張期血圧が10mmHg以上低下すること

 としていますが⋯

ひめたろ
ひめたろ

割とこうやって血圧が下がることがあるんだよね。

だから血圧低下だけで中止するわけじゃないよ。

血圧低下に加えて症状が出現しているかをみてるよ!

 起立性低血圧の症状は以下の通りです。

【起立性低血圧の主な症状】

・全身脱力感

・めまい

・嘔気 など・・・

ひめたろ
ひめたろ

めまいと嘔気は起立性低血圧では

結構出現しやすい症状だよ!

 臥位から座位、座位から立位へ体位が変わった時、

患者さん
患者さん

気持ち悪い⋯

めまいがする⋯

 と、症状が出現した場合は無理をさせずに離床は中止にしましょう!

新人ちゃん
新人ちゃん

つまり、初回離床では起立性低血圧の症状が出たら

中止するっていう認識でいいのかな?

 その他にもさまざまな中止サインがあるので、

 簡単に確認していきましょう!

【初回離床中止サイン】

・強いめまい、ふらつき、嘔気、冷汗などの気分不良

・意識レベルの変化

・著明な血圧変動

・SpO₂低下や呼吸苦

・新たな神経症状

・強い疼痛

・創部からの出血など術後合併症が疑われる変化

ひめたろ
ひめたろ

呼吸苦や神経症状、創部からの出血などが

出現したときも中止するよ!

この場合は術後合併症を考えて、

バイタルや意識状態など測定し、

医師に報告する必要があるね!

 といっても色々見るべき中止サインがあるので、

 まず「なにか変だな?」と思ったら、

 一度中断して先輩看護師に相談してみてもいいですね。

ひめたろ
ひめたろ

一人で悩まずに先輩に相談しよう!

新人ちゃん
新人ちゃん

それにしてもよくわからないことがあるよ!

 初回離床について、そんないろいろな疑問に答えていきましょう!

もともと頭痛や嘔気など症状がある場合は初回離床を遅らせたほうが良いですか?

 基本的に初回離床前に強い症状がある場合は、

 延期をします。

 ただ、できれば初回離床は早めに行ったほうがいいので、

 私の場合は

 頭痛など疼痛の訴えに対しては鎮痛薬、

 めまいなどでは制吐薬の使用を

 初回離床の約30分前に事前に行って、

 初回離床時には症状が抑えられるように工夫します。

ひめたろ
ひめたろ

もちろん疼痛時や嘔気時の医師の指示を確認して、

投与してね!

初回離床時に患者さんが苦痛の少ないように工夫しよう!

なんで立位の前に端座位の状態で足踏みをさせるの?

 これは私の初回離床時に行ってもらうポイントになるのですが、

 足踏みをすることで下肢の筋肉を動かし、

 静脈還流を促すことを期待しています。

 先ほども話したように、

 起立性低血圧では体位が変わって下半身に血流が溜まることで

 起こる症状でしたね。

ひめたろ
ひめたろ

ただし、足踏みをすれば

必ず起立性低血圧を防げるというわけではないよ!

患者さんの状態を確認しながら、

無理のない範囲で行っていこう!

端座位時や立位時にめまいや嘔気が出現したらどうする?

 私なら無理させず中断します。

 術中・術後は床上(ベッド上)安静が長いことが多いため、

 起立性低血圧は起きやすいです。

 初回離床時に症状が出現した後は

 しばらくは安静にしてもらいます。

 そして症状が落ち着いたら

 まずは臥位だけでなく、

 ギャッジアップをかけて座位に慣れてもらったり、

 端座位でも背もたれをしてもらったりなど、

 スモールステップで行っていきましょう!

 今回は、術後の初回離床について解説しました。

 基本的なところを確認しつつ、

 ひめたろ流の初回離床のやり方を紹介しました。

 施設によってはやり方はまた変わってくるかもですが、

 大事なのは血圧変動と起立性低血圧の症状の出現有無です。

 初回離床は術後早いほうがいいのはそうなのですが、

 やはり患者さんの安楽、安全が第一なので、

 そこは確認しつつ初回離床を進めていきましょう!

 それではまた次回!

・ぷろぺら:早期離床,看護roo!,

https://www.kango-roo.com/learning/8421,2021.

・松岡由典:起立性低血圧,看護roo!,

https://www.kango-roo.com/word/20838,2018.

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