中2数学 文字式の利用 【整数編】

数学

 ひめたろ🐕️です。

 今回から文字式の利用について解説していきます!

 文字式の利用は、いわば文字式を使った文章問題という感じですね。

 この文章問題はレパートリーとして、大きく4つほどあります。

 それが整数、図形の面積・体積、速さ、割合の問題です。

 1つの記事で4つすべて話すには長くなりすぎてしまうので

 今回は整数の問題のみ取り上げて解説します!

 ※中1で文字式の基本を学んだ上での学習となっています。

 もし文字式の基本で不安を抱えている方がいましたら、こちらの記事で復習してみてください。

 文字式の基本を踏まえたうえで学んでいきましょう!

 

 文字式の利用でよく出てくる文章問題が整数の問題です。

 ここで頻出問題のポイントを押さえていきましょう。

Point

①xを真ん中の値として連続する3つの整数を表すときは、「x−1」、「x」、「x+1」と表す!

②10の位をx、1の位をyとした場合の整数を表すときは、10x+yとする!

③xを整数とすると、偶数は2x、奇数を2x+1または2x−1と表す!

 Point①について・・・

 整数の頻出問題では連続する3つの整数があります。

 なぜ①のような表現になるかというと、まず普通の整数を例として説明しましょう。

例:連続する整数「1、2、3」があるとします。

 Point①での話だと、設定はxを真ん中としました。

 つまり、x=2ですね。

 x(=2)に対して、1はxから1を引いた数になりますよね。

 つまり、1=x−1と表現できます。

 逆にx(=2)に対して、3はxに1を足した数になりますよね。

 つまり、3=x+1と表現できます。

 よってxを真ん中の値とした連続する3つの整数は、x−1、x、x+1になるのです。

 Point②について・・・

 文字だけで2桁の整数を表す場合もよく頻出されます。

 これも実際の整数を例として説明しましょう。

 例:12という整数があるとします。

 この十の位と一の位を分けて12の整数を表してみます。

 その場合十の位は1、一の位は2ですよね。

 つまり、12=1×10+2となります。

 Point②の設定では十の位をx、一の位をyとすると

 2桁の整数=x×10+y=10x+yとなります。

 Point③について・・・

奇数とは… 1、3、5、7、9・・・ということで2で割り切れない整数

偶数とは… 2、4、6、8、10・・・で2で割り切れる整数

 設定ではxを整数としたとき、奇数と偶数を表すと

 偶数は2x、奇数は2x+1または2x−1となるのです。

 xは整数であれば奇数でも偶数でも構いません。

例:xが1のとき

 2x=2で偶数に、2x+1=3で奇数となります。

例:xが2のとき

 2x=4で偶数に、2x+1=5で奇数となります。

 

 こうしてPointを挙げましたが、暗記しなくともこの原理さえ理解できれば文字式で表すことができます。

 

 さあ、次に例題に行きましょう!

 確認テストや定期試験では下のように問題が出題されます!

 Ex1.連続する3つの整数がある。真ん中の整数をxとする。

  1)3つの整数をxを使って表しなさい。

   (解説)これは先程のPoint①の考えを用いて

    「x−1、x、x+1」となります。

  2)3つの整数の和をxを用いて表しなさい。

   (解説)和ということは足し算なので、1)で求めた3つの整数を足せば答えです。

    x−1+x+x+1=3x

  3)3つの整数の和が75のとき、真ん中の整数はなにか。

   (解説)3x=75より、x=25

 Ex2.2桁の整数の十の位がx、一の位がyとします。

  1)2桁の整数をxとyを用いて表しなさい。

   (解説)これは先程のPoint②の考え方を用いて、10x+y

  2)十の位と一の位を入れ替えた数を表しなさい。

   (解説)十の位xと一の位yを入れ替えた数ということは

    十の位をy、一の位をxとした数のことですね。

    つまり、10y+xということです。

  3)もとの数と入れ替えた数の差を、xとyを用いて表しなさい。

   (解説)この問題では、1)で求めた文字式から2)で求めた文字式を引けばいいだけです。

    つまり

    10x+y−(10y+x)=10x+y−10y−x=9x−9y

  Ex3.連続する3つの奇数がある。

   1)xを整数とすると、xを用いて奇数を表しなさい。

    (解説)奇数は2で割り切れない整数でしたね。Point③の考え方を用いると、

     2x+1または2x−1  ※特に条件なければどちらでもOK!

   2)3つの奇数を1)の答えを真ん中の数として、xを用いて表しなさい。

    (解説)真ん中の数を1)の答えとすると、2x+1でしたね。

     ※2x−1でもいいです。今回は2x+1を用います。

     連続する奇数は、前後の数が2違うはずです。

     例:1、3、5、7・・・ 2ずつ違いますね。

     ということは、2x+1を真ん中とすると

     それより1つ小さい奇数は、2x+1−2=2x−1

     また真ん中の奇数より1つ大きい奇数は、2x+1+2=2x+3

     となります。

    3)その和が95のとき、真ん中の数を求めなさい。

     (解説)真ん中の数を求めるにはxがなんの数なのかを求める必要があります。

      まず3つの連続する奇数の和をxで表してみましょう!

      2)で求めた3つの文字式をすべて足してみます。

      2x−1+2x+1+2x+3=6x+5

      問題文によると、この3つの奇数の和が75なので

      6x+5=95

      6x=90

      x=15 出ましたね。

      △ここで終わりじゃないです!!!

      求めたいものはなんでしたっけ??

      xの値ではなく、連続する奇数の真ん中の数でしたね!

      2×15+1=31 となります。

 

 次に確認問題へ参りましょう!

 

 ここでは例題と類似している問題に加えて、応用問題も出題していきます! 

 全10問です。

 ①連続する2つの整数がある。小さい数をxとすると、大きい数はどうなるか。

 ②連続する3つの整数がある。真ん中の整数をxとする。

  1)3つの整数をxを使って表しなさい。

  2)3つの整数の和が90だった。真ん中の整数はなにか。

 ③2桁の整数の十の位がx、一の位がyとします。

  1)2桁の整数をxとyを用いて表しなさい。

  2)元の2桁の整数から、十の位と一の位を入れ替えた整数を引いた差をxとyを用いて表しなさい。

  3)2)の差が36だった。これらの条件が揃っている、もとの2桁の整数をすべて答えよ。

 ④連続する3つの偶数がある。

  1)xを整数とすると、xを用いて偶数を表しなさい。

  2)連続する3つの偶数の真ん中の数を1)とします。連続する3つの偶数を答えよ。

  3)連続する3つの偶数の和が60とする。連続する3つの偶数の真ん中の数を答えよ。

  4)連続する3つの偶数のうち、最大の数と最小の数の積は真ん中の数の平方より16小さい。

    3つの偶数を求めよ。

解答解説どうぞ↓↓↓

 ①x+1

  →連続する整数なので、小さい数に1足すと大きい数になります。

 ②1)x−1、x、x+1

   →これは例題と同じですね。

    連続する整数なので、xより小さい数は1引いた数だし、xより大きい数は1足した数です。

  2)30

   →3つの整数の和はxを用いると

    x−1+x+x+1=3x

    その整数の和が90なので

    3x=90 x=30 

    求めるのは連続した3つの整数の真ん中の数なので30が答えです。

 ③1)10x+y

   →これは例題と同じです。

  2)9x−9y

  3)40、51、62、73、84、95

   →ここで少し応用出しました。

    ですが、落ち着いて解けば問題ないです!

    設問では2)の答えが36になるという話でしたね。

    なので

    9x−9y=36です。

    もっと簡単な式にできそうなので、9で両辺割ってみます。

    x−y=4 となります。

    あとは、この条件に合う数字の組み合わせを見つけていくだけです。

    xとyは1桁の整数のみですので、

    (x,y)=(4,0)、(5,1)、(6,2)、(7,3)、(8,4)(9,5)

    【補足】

     ただここで疑問に思う人もいると思います。

(x,y)=(4,0)の場合、10y+x=4になって1桁になるけど、それはいいの?

     この問題では、10y+xが「2桁」の整数になるとは話していません!!!

     もし条件として2桁の整数になると書いてあったら

     (x,y)=(4,0)は当てはまりません。

     が、もう一度いいます。

     10y+xが「2桁」の整数になるとは話していませんので

     (x,y)=(4,0)も当てはまるのです。

 ④1)2x

   →偶数とは2で割り切れる整数でしたね。

  2)2x−2、2x、2x+2

   →連続する偶数は例えば2、4、6・・・といった感じで

    小さい偶数から2ずつ増えています。

  3)20

   →連続する3つの偶数の和は2)を用いると

    2x−2+2x+2x+2=6x です。

    この和が60なので

    6x=60  x=10  ←ここで終わらない!!!!

    求める答えはなんでしたっけ?

    連続する3つの偶数の真ん中の整数ですよね?

    2x=2×10=20

  4)存在しない。

   →ここは問題文に沿って解読してみましょう。

    連続する3つの偶数(2x−2、2x、2x+2)のうち、

    最大の数(2x+2)と最小の数(2x−2)の積(=掛け算)ということは

    (2x−2)×(2x+2)ですね

    この積が真ん中の数(2x)の平方(=2乗)より16小さいということは

    (2x−2)(2x+2)=(2x)²−16

    あとは整理していきましょう。

    4x²−4=4x²−16

    −4=−16?????

    意味不明な式ができました。

    つまり、答えが存在しない、ということです。

    ちょっとした引っ掛けでした。

 ここまでお疲れ様でした!

 文字式の利用 整数編いかがでしたか?

 ポイントは以下の通りでした!

①xを真ん中の値として連続する3つの整数を表すときは、「x−1」、「x」、「x+1」と表す!

②10の位をx、1の位をyとした場合の整数を表すときは、10x+yとする!

③xを整数とすると、偶数は2x、奇数を2x+1または2x−1と表す!

 整数のみの解説でしたが、なかなかボリューミーでしたね。

 よく入試問題でも出やすい分野なのでゆっくり考えてみてください。

 応用問題もちらほらあったので、わからないことはコメントへどうぞ!!

 それでは!

 

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